ALL ABOUT A BRICK

江別のれんがとやきもの

江別のれんがは、明治期から野幌れんがの名で知られ、現在も道内唯一のれんが生産地として、100有余年の歴史を刻み続けています。
また江別は、やきものとも縁のあるまちです。市内の遺跡から出土した“江別式土器”はおよそ1700年前のものといわれています。戦後では、陶芸界の第一人者だった小森忍が野幌に移住し、北海道の陶芸の基礎を築き上げました。また最近では、道内の陶芸作家・窯元が一堂に会す「えべつやきもの市」の開催など、まさに本道における陶芸の中心地になっています。


れんがとは?

れんがは、粘土を天日や火(焼成)で固めた建築材料です。れんがには日干しれんがと焼成れんががあり、焼成れんがはさらに普通れんが(赤れんが)と特殊れんがに分けられます。その歴史は四大文明の時代にまで遡ることができます。日本では明治時代に建築物の構造体として多く用いられました。今日、その特質が見直され、内・外装材、舗装用材など幅広く利用されています。


れんがの積み方

れんがは組積法と呼ばれる、目地が垂直に通らない方法で積みます。その壁面の特徴から、フランス積み、イギリス積み、オランダ積み、アメリカ積みなど10種類の積み方があります。日本では明治初期まで外観の美しいフランス積みが多く用いられましたが、耐震性の問題からその後はイギリス積みが主流になりました。昭和30年頃には野幌を中心に、コバ空間積みという断熱を考慮した特殊な積み方も生まれました。れんが積みには専門の職人とれんが目地ゴテなどの特別な道具が必要で、その手法はれんが製造が機械化された今日でも変わりません。



イギリス積み


フランス積み

コバ空間積み



「れんがとやきものの街・江別」のシンボルセラミックアートセンター

センター内の「れんが資料展示室」には、北海道の赤れんがの歴史を語る貴重な資料やセラミックに関する内容が紹介されています。また「北のやきもの展示室」が設けられているとともに、数々の催しが行われています。


写真 えべつやきもの市 その1写真 えべつやきもの市 その2 見る楽しさ、買う楽しさで年々、人気が高まるえべつやきもの市

やきもの市は、江別でれんが作りが始まった百年目にあたる1990年(平成2年)にスタート。毎年7月の第2土曜日と翌日の日曜日の2日間、コミュニティーセンター周辺をメイン会場に開催されています。
出店は300店以上にものぼり、数々のイベントも人気の的となっています。